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本日は「頭痛編」の「眼輪(がんりん)筋」について筋膜リリースエクササイズを紹介します。
眼輪筋は目の周りを囲むように存在する表情筋のひとつで、まぶたを閉じる際に使われます。皆さんは「まぶたが重い」「目がかすみがち」「まぶたがむくんでいて、やぼったい」と、ここ数年で感じたことはありますか?
長時間にわたるパソコンやスマホ画面の凝視などで目の周りの筋肉が酷使されると、眼輪筋が緊張して血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が滞ってきます。その蓄積で筋膜が硬縮し、さらにひどくなると頭痛や肩こりなどを引き起こします。
また、加齢で眼輪筋の筋力が衰えると血行不良も重なって、まぶたのたるみや目の開き具合が小さくなったり、目の下にクマができたりと老け顔になります。最近はコロナ禍で他人と会う機会が減り、日常的にマスクをしているため、若い世代の人でも無表情で過ごすことが増えて表情筋の筋力が低下しているようです。
目の奥側から頭に痛みを感じるとか眼精疲労の解消には、眼輪筋を重点的にほぐすのが最適です。痛みが和らぎ、目はパッチリ開いて視界が広がり、気分もスッキリします。頭痛改善以外にシワ予防など見た目の印象を高める効果も期待できます。