(セ・リーグ、広島4―1DeNA、14回戦、広島12勝2敗、13日、マツダ)勝てばDeNAと順位が入れ替わり3位に再浮上する一戦。この日、監督推薦で2019年以来自身2度目の球宴出場が決まった広島・床田がプロ6年目で最多の8勝目を懸けマウンドに上がった。
「どこのチームも一緒ですけど、やっぱり主軸に得点圏で回さないように、先頭打者をしっかり取れるようにしたいと思う」
DeNAは今季初対戦で、昨季3試合で0勝2敗、防御率7・24。前回6日の阪神戦(甲子園)は7回3失点で黒星を喫したものの今季は試合前時点で7勝5敗、防御率2・78と好成績を残しており、チーム屈指の安定感を誇る。
一回、先頭・蝦名に中前打を許したが、桑原を投ゴロ併殺打に仕留めた。2死走者なしで佐野に右越えソロを浴びて先制点を献上したが、追加点は許さなかった。二回は三者凡退、三、四回は2イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、打者の内角を突き本塁を踏ませなかった。
打線は三回に先頭・小園の四球と床田の犠打で2死二塁とし、野間が同点の右前打を放った。四回には先頭・秋山の死球からマクブルームが中前打でつなぎ、坂倉の左犠飛で勝ち越しに成功した。
チームは12日にDeNAに敗れて連敗し、4位に転落した。今季4度も連敗を止めている床田が期待通りの投球を披露し、自己最多の8勝目。チームは3位に浮上した。(柏村翔)