世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチ(13日、東京・大田区総合体育館)の計量が12日、東京都内で行われ、5度目の防衛を狙うチャンピオンの井岡一翔(志成)は上限の52・1キロ、挑戦者で同級1位のドニー・ニエテス(フィリピン)は51・9キロでパスした。
井岡は1度目の計量でリミットを約40グラム超過したが、トイレに行った後、再び体重計に乗ってクリアした。会見では「自宅の体重計ではクリアしていた。ニエテス選手を待たせて申し訳なかった」と話し、「一度負けているニエテス選手に2度負けるわけにはいかない。必ずリベンジする」と2018年12月の対戦で敗れた相手への雪辱を誓った。
ニエテスは井岡の1度目の超過について「特に何も思わなかった。ちょっとおなかはすいたけど」と涼しい顔。会見中には水を飲もうとした井岡に隣から目配せし、ペットボトルで「乾杯」する余裕もみせた。