大物ルーキー堤駿斗が前日計量をクリア 「自分の表現でインパクトを与えたい」/ボクシング

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計量をパスした堤駿斗(左)とジョン・ジェミノ=品川プリンスホテル(撮影・田村亮介)
計量をパスした堤駿斗(左)とジョン・ジェミノ=品川プリンスホテル(撮影・田村亮介)

プロボクシングのフェザー級8回戦(13日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が12日、東京・港区の品川プリンスホテルメインタワーで行われた。アマチュア通算13冠で、プロデビュー戦の堤駿斗(はやと、23)=志成=はリミットより100グラム軽い57・0キロ、東洋太平洋同級5位のジョン・ジェミノ(30)=フィリピン=は300グラム軽い56・8キロでともに1回でクリアした。

日本選手史上8人目の特例の8回戦でプロデビューする堤は、初めてのプロの前日計量を終え、ワクワクが抑えきれない様子だった。

「減量方法はアマチュアのころとほとんど一緒。ワクワクは1週間前からずっとしている」

千葉・習志野高時代に高校6冠を達成。2017年には現WBA、WBC、IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29)=大橋=以来、6年ぶりに高校生で全日本選手権を制し「井上2世」と呼ばれた。東洋大に進学し、昨夏の東京五輪で金メダルを目指していたが、出場がかなわずプロ転向を決意した。今年4月にB級(6回戦)プロテストを受験して合格。日本ボクシングコミッションにA級ライセンスの申請を出し、特例で認められた。

堤はこの日が23歳の誕生日だが、「あんなものを試合前に食べていたら駄目」と誕生日ケーキはお預け。それでもちゃっかりと冷凍保存できるケーキを取り寄せして、試合後に食べることを楽しみにしている。

「楽しんで勝ちたい。自分の表現でインパクトを与えたい。自分にしかできないボクシングがある。その中でしっかりとインパクトを残して、これが堤駿斗だと見せたい」。井上ら8回戦デビューした過去7人は全員がデビュー戦で勝利している。スター候補が圧勝して、誕生日の後祝いをする。

2016年世界ユース選手権金メダルの堤のアマチュア戦績は94戦88勝(26KO・RSC)6敗。ジェミノのプロ戦績は37戦23勝(13KO)13敗1分け。

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