日本維新の会の藤田文武幹事長は12日の記者会見で、松井一郎代表(大阪市長)の辞任表明を受けた党代表選を、8月中に実施する方針を明らかにした。秋の臨時国会の召集を見据え、早期に新体制を発足させたうえで、自民党に対峙(たいじ)していく姿勢を打ち出す。
代表選に先立ち、7月中に臨時党大会をオンラインで開き、松井氏の辞任を正式承認する。代表選の期間は告示から12日間。立候補には国会議員や地方議員30人の推薦が必要で、国会議員や地方議員、党員ら約2万人の投票で新代表を選出する。
代表選をめぐっては、馬場伸幸共同代表が11日のBS-TBS番組で「出ないということは断言しない」と出馬の可能性に言及。吉村洋文副代表(大阪府知事)は、知事職などに専念するとして「新代表を支える立場で執行部に入ろうと思う」と述べている。