日本ハム・宮田輝星が3年目のプロ初安打 亡き父の思いを胸にはじめの一歩/箭内桃子のBehindTheBall⑨

サンスポ
7月8日のソフトバンク戦。日本ハム・宮田輝星がプロ初安打を放つ=ペイペイドーム
7月8日のソフトバンク戦。日本ハム・宮田輝星がプロ初安打を放つ=ペイペイドーム

日本ハムの育成出身3年目・宮田輝星外野手(24)が8日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)でプロ初安打をマークした。プロ野球選手となった姿を見届ける前に亡くなった父の思いも胸に、はじめの一歩を踏み出した。

昨年8月31日、支配下選手契約されたときの日本ハム・宮田輝星
昨年8月31日、支配下選手契約されたときの日本ハム・宮田輝星

「初ヒットが福岡というのもまた何か、父の力が働いたのかもしれない。ここで初ヒットを打てたのは非常にうれしく思います」。持ち前の快足を生かして、二回2死でレイから遊撃への内野安打。「(打球が)前に飛んだら、無心で何も考えずに走ったという感じです」と笑顔で振り返った。

鹿児島・出水中央高から福岡大を経て2020年育成ドラフト1位で入団。50メートル5秒7の快足を武器に走攻守に力をつけ、昨年8月31日に支配下登録された。今季はけがのため2軍での実戦復帰が5月末となったが、7月1日に念願の1軍昇格。先発起用にこたえ、うれしいプロ初安打を刻んだ。

本当は、もう少しだけ早く打ちたかった。6月24日は父・成男さんの命日だった。1軍はこの日同様、ペイペイドームでのソフトバンク戦が行われていた日だったが、自身の昇格はかなわず。

「早く来たかったのは、来たかった」。小さい頃、夜遅くまで野球の練習を手伝ってくれた父―。生前には「もし俺が死んで一番後悔するとしたら、お前のプロ野球選手になった姿を見られないことだ」と言葉を残された。命日の福岡凱旋こそかなわなかったが、2週間遅れで天国に快音を届けた。

新庄監督が回収してくれた初安打の記念球は、試合中に手元に届いた。「両親に渡そうと思います」。父と追いかけた夢の続きを、この先も一歩一歩紡いでいく。(サンケイスポーツ・日本ハム担当)

  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  3. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳

  4. 【スクープ最前線】「核テロ」か「亡命」か 窮鼠のプーチン大統領が狂乱状態に 「台湾統一」難しくさせたと習主席は激怒 盟友から一変、首脳会議で何が

  5. きよ彦さん死去…毒舌キャラでタレントとしても人気集めた着物デザイナー