参院選埼玉選挙区(改選数4)で落選が確実になった日本維新の会新人の加来武宜氏(41)は、さいたま市浦和区の事務所で「古い政治の改革を訴えたが力不足だった」と敗戦の弁を述べた。
集まった支持者からは、主要候補を猛追した加来氏の戦いぶりを「善戦した」とたたえる声が上がった。
維新は、参院選の当選ラインの票数に迫る勢いだった昨年の衆院選の再現を狙い、松井一郎代表(大阪市長)ら党幹部が応援に入り議席奪取を狙った。しかし、組織力で勝る主要与野党に詰め寄ることは難しく、党勢拡大を図る上での課題を突きつけられた。(星直人)