(パ・リーグ、楽天4-8西武、12回戦、西武8勝4敗、8日、楽天生命)西武・山川穂高内野手(30)が6-4の九回に駄目押しの26号2ラン。2位の楽天・浅村へ12本差とするキング独走の本塁打で勝利を決定づけた。
「最後に僕が決められてよかった。完璧ですね」
カウント2-1から酒居の133キロのフォークボールを一閃。直前の直球が顔面付近に抜けたが、主砲は恐れることなく踏み込んで左翼席へ運んだ。チーム79試合目での26本塁打は、シーズン換算で2018年にタイトルを獲得した自己最多に並ぶ47本ペースだ。
オールスター(26、27日)のファン投票で両リーグ最多の約46万票を集めた主砲が2安打3打点。チームは2位の楽天に0・5ゲーム差、首位のソフトバンクも3ゲーム差まで接近した。「先を見ても仕方ない。一つ一つ集中して(戦う)」。不動の4番がバットでチームを押し上げる。(加藤次郎)