8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比46・40ドル安の3万1338・15ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げを警戒した売りが優勢となった。
朝方に発表された6月の米雇用統計を手掛かりに物価高が続くとの観測が高まり、投資家がリスク回避姿勢を強めた。ただ景気の影響を受けにくいとされる医療関連銘柄などが買われたため、下げ幅は限られた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は小幅続伸し、13・96ポイント高の1万1635・31。
個別銘柄では小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや娯楽・メディアのウォルト・ディズニーの下げが目立った。保険のユナイテッドヘルス・グループは買われた。(共同)