参院選2022

投票率20ポイント差のなぜ? 都道府県でばらつき

産経ニュース

10日に投開票される参院選では、投票率にも注目が集まる。令和元年の前回参院選では都道府県によって投票率にばらつきがみられ、最も高かった山形県と最も低かった徳島県で20ポイント以上の開きがあった。なぜ、ここまで差が出たのか。有権者に話を聞いた。

山形は3連続全国1位

前回参院選の選挙区の投票率が全国平均(48・80%)を大きく上回る60・74%となった山形県。昨秋と平成29年の衆院選とあわせて、直近の国政選挙で3回連続全国1位をキープしている。

「ばか真面目というぐらい真面目な県民性が影響しているのかなあ」。同県高畠町の米の生産販売会社代表の酒井正光さん(65)はこう分析する。今回の参院選では、「政治には期待と不信感が半々というのが本音だが、政治に無関心であってはならない」と投票に行く予定だ。

酒井正光さん
酒井正光さん

約35年前に農家を継いだ酒井さんはブランド米「はえぬき」などを生産しているが、周辺の農家は後継者不足が深刻で耕作放棄地が年々拡大。「温暖化の影響やロシアによるウクライナ侵攻で、お金があっても食料が買えない時代になりつつある。将来の食料問題をどうするのか、政治家には真剣に議論してもらいたい」

徳島、唯一4割満たず

一方、徳島県の前回参院選は38・59%で、都道府県で唯一4割を切った。高知県と合区となっていることが影響したとみられる。

徳島県海陽町でスタジオ兼カフェを営む永原レキさん(40)は「2県で代表が1人しかいないなんて明らかにアンフェア」と不満をもらす一方、「徳島にとってチャンスなのかもしれない」とも話す。

永原レキさん

カフェに徳島特産の藍染め体験ができるスタジオを併設し、徳島の魅力を発信し続けてきた永原さん。地元への愛着は強く、今後はお遍路文化を通じて四国全体の魅力をアピールする方法を模索中だ。

「政治も同じ。隣の高知とうまく束ねて合致したアイデアを国に届けられたら、徳島単体よりももっと大きなことができる。合区だからと投票に行かないのはもったいない」

大阪ほぼ平均

近畿2府4県はどうか。滋賀県は10位(51・96%)▽和歌山県は18位(50・42%)▽奈良県は20位(49・53%)▽大阪府は23位(48・63%)▽兵庫県は24位(48・60%)▽京都府は33位(46・42%)-とおおむね全国平均に近い投票率だ。


「大阪は人口が多い分、一人一人の意識が高くないと社会課題も解決しにくい。本来ほかの都道府県よりも投票率が高くないといけない」。こう話すのは若者の政治参画を促すNPO法人「ドットジェイピー」(東京)に所属する関西大3年の糸井萌(もえ)さん(21)=大阪市東淀川区。ただ、社会課題を考える若年層向けのイベントを開くなどの活動に参加してきたが、なかなか政治に関心を持ってもらいにくく、「投票率を上げるのはそんなに簡単ではない」と感じている。

糸井萌さん

それでも、今回の参院選では必ず投票に行くという。「投票は意思表明の証し。私が選挙に行ったからといって政治が変わるわけではないと思う半面、選挙に行かなければ今の政治に文句も言えなくなる」と力を込めた。

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