バイデン米大統領は8日、南部バージニア州ラングレーにある中央情報局(CIA)本部を訪れ、今年で設立75年のCIAは「米国の安全保障の基盤だ」と強調した。ウクライナへの侵攻準備を進めるロシア軍の情報を集め、警鐘を鳴らして国際社会を結束させたとし、「世界最高だ」と情報機関員を称賛した。
CIAを巡っては、ブッシュ(子)政権がイラク戦争正当化の根拠とした同国の大量破壊兵器保有情報が誤りだったとされるなど、たびたび信頼性が揺らいできた。
バイデン氏は職員を前に「情報機関員の素晴らしい仕事によって、プーチン(ロシア大統領)がウクライナでたくらんでいることを世界に知らせることができた」と語った。(共同)