(パ・リーグ、ソフトバンク-日本ハム、13回戦、8日、ペイペイD)試合前にソフトバンク・長谷川勇也打撃コーチ(37)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。
--相手先発の上沢の印象
「よくなくても、それなりにまとめてくる投手。立ち上がり、よくないと思っても、何か回は進めてくるので。しっかりとらえられるようにしたいと思います」
--1番の三森、2番の周東、3番の牧原大が足を使える上位打線
「そうですね。(塁に)出たら、次の塁をという意識の高い選手なので。そこでプレッシャーもかけられる。投手の神経をすり減らすこともできるので。そこで一つ、作業をしないといけないので。クイックを早くしたり、けん制球を入れたり。そういうところも必要になってくると思います」
--甲斐がいない中、渡辺の先発マスクが増えている。打撃のよさはどんなところ
「バッティングのよさですか? 思い切りのよさ、そこは失われていない。初球から振りにいく。弘前(5日、楽天戦で渡辺は3号2ラン含む2安打2打点)でも初球から打ちましたし。ああいう姿は、捕手らしからぬというか。すごくいい打撃をすると思います」
(続けて)
「追い込まれてからはまだ勉強する部分はありますけど。それも、三振しても彼にとってはプラスだと思うので。そういうフォローをして、次の打席にいい形に入っていけるようにアプローチしながらというところですね」
--7日の楽天戦(楽天生命パーク)では岸が7回無失点。カーブなど、ああいう緩急に対応できるようになってほしい
「そんないきなり、対応しろとこちらが求めすぎてもダメなので。これだけは気を付けてというのを、言ってはいたんですけどできなかった。次に向けてどうしていこうかという話はしないといけないですけど。最初からうまくはいかないですよ。やっていきながら、本人も感じていきながら、それに対して打撃コーチがアプローチして成長していくという段階を踏めたら」
--コロナ禍で若い選手が出始め、勝利をつかめている。現状をどう見ているか
「いや、わからないですね。こればっかりは選手の頑張りなので。逆に練習できない、自主練で制限がかかっていた期間が何日かあったので。それが逆によかったのかなと。自由な練習はできなかったですけど、制限された中でしたけど、それが逆に、チーム活動が再開したときに思い切って野球ができる環境に戻れたので。そこはみんな、野球に対するプレーの楽しさを感じられたのかなと。僕なりにはそんな感じかなと思います」