シネマプレビュー

「神々の山嶺(いただき)」ほか3本

産経ニュース
映画「神々の山嶺」 ©Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma
映画「神々の山嶺」 ©Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma

公開中の作品から、文化部映画担当の編集委員がピックアップした「シネマプレビュー」をお届けします。上映予定は予告なく変更される場合があります。最新の上映予定は各映画館にお問い合わせください。

「神々の山嶺(いただき)」

夢枕獏(ゆめまくら・ばく)の小説を原作とする、谷口ジローの同名の山岳コミックをフランス映画界がアニメーション化。同国で大ヒットを記録し、セザール賞で長編アニメーション映画賞を受賞した。

世界最高峰のエベレスト初登頂を目指し、山頂付近で遺体が発見された実在の英国人登山家、ジョージ・マロリー。「マロリーがエベレストを初登頂していたかもしれない」という未解決の謎が解明されれば、初登頂の記録が塗り替わる。

行方知れずの著名な登山家、羽生(はぶ)丈二がマロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を、ネパールで目撃したカメラマンの深町誠。未解決の謎を解き明かそうと、羽生の居所を突き止める。やがて彼の人間性に魅了された深町は、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む羽生に同行するが…。

雄大な自然を描いた表現力の素晴らしさだけでなく、孤高の登山家の人生観も巧みに描き、大人も魅了される。監督・共同脚本はパトリック・インバート。仏・ルクセンブルク合作。

8日から東京・新宿ピカデリー、大阪・シネ・リーブル梅田などで日本語吹替版で全国順次公開。1時間34分。(啓)


「マーベラス」

映画「マーベラス」 ©2021 by Makac Productions, Inc.

裏社会で暗殺を請け負う師弟コンビ、アンナ(マギー・Q)とムーディ(サミュエル・L・ジャクソン)。親子のような絆で結ばれた2人だが、ある日、ムーディが何者かに惨殺され、復讐に乗り出すアンナ。ターゲットの護衛者(マイケル・キートン)との間で超一流の知力と殺しのスキルを駆使し、攻防戦を繰り広げる。

3人のアンサンブルがさえるアクション映画。ルーマニアのチャウシェスク元大統領の豪邸がロケ地として使われている。監督は「007/カジノ・ロワイヤル」を手掛けたマーティン・キャンベル。

東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズなんばなどで全国公開中。1時間49分。(啓)


「こちらあみ子」

映画「こちらあみ子」 ⓒ2022「こちらあみ子」フィルムパートナーズ

これがデビュー作となる森井勇佑(ゆうすけ)監督が、芥川賞作家、今村夏子の小説を映画化。難解だ。物語の筋を追っても意味は得られない。だが、素晴らしい映像だ。主人公のあみ子の目に映る世界を丁寧に再現した。

あみ子はいわゆる変わった子だ。常人とずれた感覚が家族らを傷つける。誰からも理解されず、孤絶した世界に生きている。だが、ラストシーンであみ子が言い放つ言葉は、生きることに対する強い肯定だと解釈したい。

あみ子を演じる大沢一菜(かな)は現在11歳。初演技だが、圧倒的な存在感を示す。共演は井浦新(いうら・あらた)、尾野真千子(まちこ)。

8日から東京・新宿武蔵野館、15日から大阪・テアトル梅田などで全国順次公開。1時間44分。(健)


「映画ざんねんないきもの事典」

「映画ざんねんないきもの事典」 ©2022「映画ざんねんないきもの事典」製作委員会 ©TAKAHASHI SHOTEN

ベストセラー児童書「ざんねんないきもの事典」を原作に3本のアニメで構成したオムニバス映画。自分のユーカリの木を探す旅に出るコアラの冒険物語、南極のペンギンたちが繰り広げるゆるいコメディー、ニホンノウサギの旅立ちを描いた感動作の3本だ。

動物たちのユニークな生態を学ぶことができる。ペンギンのコメディーは、「紙兎(かみうさぎ)ロペ」のウチヤマユウジ監督が、ロペと同じ手法で作って笑わせる。小学生におすすめだ。

声の出演は、ナビゲーターに俳優のムロツヨシと伊藤沙莉(さいり)。さらに花江夏樹や日高(ひだか)のり子ら人気声優も名を連ねて豪華。

8日から東京・渋谷TOEI、大阪ステーションシティシネマなどで全国順次公開。1時間31分。(健)

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