エロス&バイオレンスの極み 石井隆の世界

表現のタブーの限界に挑戦した〝本気のSM〟 杉本彩が週刊誌を席巻「花と蛇」

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妖艶なフェロモンを振りまいていた杉本彩
妖艶なフェロモンを振りまいていた杉本彩

「花と蛇」は団鬼六の官能SM小説が原作だ。1962年「奇譚クラブ」に花巻京太郎というペンネームで初掲載。その後「アブハンター」という掲載誌で続行。9年間、総数800ページ(挿絵なし)にも及ぶ圧倒的な物量で、75年に完結した。

小説「家畜人ヤプー」と並び奇書とされ、映画化も多数されてきたが、石井隆監督は2004年にメガホンを取り、翌年には「花と蛇2」も手がけている。石井監督による作品は美的センスがあり評判が高かった。

「SMを題材に撮るのに中途半端なことをするのは一番カッコ悪い! リアルなSMを撮ろう、本当にリアルなSMを撮ろう」と考えた。

入れ墨、拘束衣、緊縛、レズプレー…。過激でアブナい映像に本気度100%で挑んだ。スクリーンという場所で表現のタブーの限界に挑戦したといえる。

その「共犯者」に選ばれたのが女優、杉本彩だった。団鬼六の小説にある通り、主役は美貌の麗人。絶世の美女でなくてはならない。杉本はまさに適役だった。

だが撮影は過酷を極めた。生半可な女優根性では撮り終わることはできない。相当な覚悟で臨んだという。

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