岸田首相が連日の公明候補応援 不協和音解消に腐心

産経ニュース
街頭演説を聞く聴衆=7日、神戸市内(南雲都撮影)
街頭演説を聞く聴衆=7日、神戸市内(南雲都撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は7日、参院選(10日投開票)の兵庫、愛知両選挙区に入り、公明党候補の応援演説を行った。岸田政権発足後、連立を組む自民と公明に不協和音が響き、参院選でも一部の選挙区であつれきが生じた。首相は選挙後を見越し、安定した政権運営を手に入れようと亀裂の解消を図っている。

「課題を乗り越え、新しい時代を切り開くことができる政党は公明党と自民党だ」。首相は7日、神戸市の繁華街の街頭に公明候補と立ち、支持を訴えた。

新型コロナウイルスのワクチン接種に関しては「公明党の皆さんのさまざまな応援で全国のワクチン(の3回目の)接種率は60%を超えた」と持ち上げた。改選数3の兵庫選挙区では、公明候補が立憲民主党候補らと激しく争っている。

首相はこの後、愛知選挙区でも演説に臨んだ。すでに訪れた神奈川、埼玉、福岡を含め、自民が公明候補に推薦を出した5つの複数区全てに応援入りしたことになる。

両党の間には何度もすきま風が吹いた。過去2回の参院選で実施した「相互推薦」をめぐり公明が不満を募らせた。先の通常国会では令和4年度補正予算の編成を求める公明と消極的な自民の意見が食い違った。

一方、首相は7日、兵庫、愛知入りの前に自民候補の応援のため、改選数1の岡山選挙区も訪れた。公明の支持母体の創価学会と自民候補の関係が悪化し、全国32の改選1人区で唯一、自公が選挙協力を行っていない。他の1人区では「友党公明党のみなさんが力強く推薦してくださっている…」と自民候補を紹介しているが、岡山では公明に言及しなかった。

連立の基礎をなすのは国政選挙での協力だ。特に衆院の選挙区では公明の推薦がなければ当選できない自民議員も少なくない。こうした中、首相は選挙応援という形で両党の結束をアピールしている。

7日は公明の山口那津男代表が北九州市で演説。立民の泉健太代表は自民候補と接戦を繰り広げる新潟県などで遊説し、支持拡大を図った。(永井大輔、中島康裕)

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