藤井棋聖が3連覇へ王手! 棋聖戦第3局 10代最後の対局で防衛目指す/将棋

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終局後、感想戦で対局を振り返る藤井聡太棋聖(右)と永瀬拓矢王座 =4日午後、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)
終局後、感想戦で対局を振り返る藤井聡太棋聖(右)と永瀬拓矢王座 =4日午後、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王など五冠=に永瀬拓矢王座(29)が挑む第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局が4日、千葉県木更津市で指され、145手で先手の藤井棋聖が勝ち、対戦成績を2勝1敗として3連覇に王手をかけた。6月下旬の王位戦第1局で完敗を喫してから〝中4日〟。若き五冠は気持ちを切り替え、安定した指し回しで勝ち切った。第4局は、20歳の誕生日を迎える2日前の17日に名古屋市で指される。地元愛知で3連覇、そして10代ラストを飾る!

防衛王手か失冠危機か。藤井棋聖には重要な天王山となった第3局。木更津の対局室から臨む東京湾は曇天に包まれたが、3連覇への視界は指し手が進むにつれて開けていった。

午後7時14分、永瀬王座が「負けました」と投了すると、藤井棋聖はささやくような声で「ありがとうございました」と頭を下げた。「途中はあまり自信のない局面もあった。常に圧力が残ったままだった」。3連覇に王手をかけた高揚感はない。終局後、藤井棋聖はいつも通り冷静に、死闘を振り返った。

第3局で永瀬拓矢王座に勝利し、3連覇にあと1勝と迫った藤井聡太棋聖=4日午後7時36分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)
第3局で永瀬拓矢王座に勝利し、3連覇にあと1勝と迫った藤井聡太棋聖=4日午後7時36分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)

先手の藤井棋聖は、事前に準備していたという「角換わり」で序盤に角を交換。対局開始からわずか35分で50手まで進む激しい応酬となった。藤井棋聖の73手目▲2二歩に、永瀬王座は84分の長考。的確な指し回しで徐々にリードを広げて、永瀬王座を追い込んでいった。2度の「千日手」指し直しの末に敗れた初戦から態勢を立て直し、2連勝とした。

6月28、29日の王位戦七番勝負第1局で豊島将之九段(32)に黒星。快進撃を続ける五冠には珍しいほどの〝完敗〟で、その後遺症が不安視されていた。本局で立会人を務めた島朗九段(59)は大学ラグビーファン歴30年らしく、「王位戦では一方的に豊島さんに走らされていた」と分析。棋聖戦も第1、2局は永瀬王座のペースで進んだ展開を踏まえ、第3局について「(序盤で)どんな仕掛けにも対応できる強いスクラムを組み、崩されなかった。シリーズの中で初めて自分のペースで戦えたのでは」。後遺症を感じさせない完勝だった。

対局を終え、大盤解説会の会場で対局を振り返った藤井聡太棋聖=4日午後7時28分、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(沢野貴信撮影)

勝てば3連覇となる第4局は17日、名古屋市の「亀岳寺 万松寺」で指される。19日で20歳となる藤井棋聖には、地元愛知で迎える10代ラスト対局でもある。「スコアは意識せず、しっかり準備をして臨めれば」。最強の10代は気を引き締めて、メモリアル決戦へ向かう。(小山理絵)

★永瀬王座「見通しがたたなかった」 敗れた永瀬王座は終局直後の取材に応じ、昼食休憩をはさんで84分の大長考になったことを聞かれると「(藤井棋聖に)2二歩と打たれて、指し手が難しいなと思った」と振り返った。

この場面から攻守が入れ替わったかと問われて、「バランスを崩しているような気がした。見通しがたたなかったので、手が難しいのかなと思いながら指していた」。17日の第4局に向けて、「棋力を上げて、いい勝負の内容の将棋を指せれば」と気持ちを切り替えた。



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