夏のスキー場 豪華キャンプ施設急増 グランピング、来年はコロナ前の5倍に

産経ニュース
「舞子グランピング」のドームテント(舞子リゾート提供)
「舞子グランピング」のドームテント(舞子リゾート提供)

道具を用意しなくても気軽に〝グラマラス(豪華)〟なキャンプが楽しめるグランピング施設が広がりをみせている。他者と一定の距離を保ちながら優雅にアウトドアを満喫できるのが魅力だからだ。雪のない季節も客を呼び込もうと比較的冷涼なスキー場では施設の増強が相次いでいる。

東京から車で高速道を走ると、2時間ほどで到着する新潟県の魚沼エリア。冬季は首都圏からのスキー客が多く訪れる場所として知られる。この地でスキー場を運営する舞子リゾート(南魚沼市)は平成29年にスキー場内にグランピング施設「舞子グランピング」を開設した。

白い豪華なテントが目立つ17棟の施設では、隣接するホテルのレストランや温泉が利用できる。キャンプだけでなく、ホテルのサービスも楽しめるとあって「家族連れや女性の人気が高い。キャンプより手軽にアウトドアが堪能できる点が受けている」(広報担当者)という。1泊2食の料金は大人1人1万7000円から。利用者は右肩上がりで増え、週末は予約でいっぱいの状況が続く。

同社は今後も伸びると判断。6月中旬に全棟にエアコンを完備した。7月中には快適性を追求したベッドやソファ、冷蔵庫なども備える人気のドーム型テントを5棟から8棟に増やす。さらに快適なグランピングを提供するため、新しい施設も検討している。

「舞子グランピング」のドームテント内。快適に大自然が堪能できる(舞子リゾート提供)
「舞子グランピング」のドームテント内。快適に大自然が堪能できる(舞子リゾート提供)

同じ魚沼エリアで老舗の石打丸山スキー場を運営するアルピナBI(滋賀県大津市)は、8月10日から昭和24(1949)年の開設以来初めて夏季営業を始める。ゲレンデ中腹のリフト駅隣接地に地元の食が楽しめる「新展望テラス(仮称)」を開業する。また、雪上グランピング施設として運営してきた「ドームテント」の6棟にエアコンを完備し、食事付きの宿泊プランの販売も計画する。

一方、長野県の北志賀エリアでは、日本スキー場開発グループの北志賀竜王(山ノ内町)が、グランピング施設「SORA GLAMPING RESORT」を拡充する。今月9日にはドーム型テント14棟、スイート仕様のキャビン1棟の計15棟を設置、新エリアも開く。ドーム型テントの料金は1泊2食で1人1万8800円(ロープウエー代含む)。日帰りで利用できるバーベキュー施設も順次オープンする。

民間調査会社の船井総合研究所によると、新型コロナウイルス禍前の令和元年に219カ所だったグランピング施設は、3年には353カ所に増えた。ライフイベント&エンターテインメント支援部の成田優紀マネージング・ディレクターは「国の『事業再構築補助金』を使った新設計画だけで500~600件ある。5年初頭には施設数は1000カ所程度に増えそうだ」と予測する。

信越以外にも、岩手県の安比高原や滋賀県の奥伊吹などのスキー場でも施設の新設や拡張の動きがある。

日本生産性本部のレジャー白書によると、スキー・スノーボード人口は、平成10年の1800万人をピークに減り続け、令和2年は430万人にまで落ち込んだ。コロナ禍は落ち着きをみせはじめており、今夏は観光需要の回復が見込まれている。スキー場運営会社のグランピングによる夏季営業への期待は大きい。(青山博美)

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