プロボクシング東日本ミドル級新人王予選4回戦(東京・後楽園ホール)の前日計量が1日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。プロ2戦目に臨む赤井英五郎(27)=帝拳=はリミットより400グラム軽い72・1キロ、デビュー戦のマッチョパパ一基(33)=協栄新宿=はリミットの72・5キロでクリアした。
赤井は「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサー、俳優の赤井英和(62)の長男。2018年全日本社会人選手権同級優勝など、14戦8勝6敗のアマチュア戦績を持って、昨年9月にプロデビューしたが1回TKO負けした。
「初戦の負けは受け入れている。成長を感じているので自信がある。ハートと技術で勝ちたい」
父の現役時代の映像や、コロナ禍で家族と過ごしている様子などを編集・監督を務めたドキュメンタリー映画『AKAI』が、9月9日に全国で公開されることが先月、発表された。米ウィディア大時代に映像を学び、趣味だった動画編集だが、「形に残すため」にコロナ自粛期間の2020年にノートパソコン1つで編集作業をほぼ完成させた。
父はプロデビュー戦に続いて会場で応援する予定。プロ初勝利を挙げて、映画公開に自ら花を添える。