世界ボクシング機構(WBO)アジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が29日、東京・後楽園ホールで行われ、世界3階級制覇の実績がある田中恒成(畑中)が王者の橋詰将義(角海老宝石)を5回2分52秒、TKOで破って新チャンピオンとなった。
27歳の田中は積極的に圧力をかけ、右の強打を的確に打ち込んだ。5回の猛攻で試合を終わらせ「勝負時は逃さないように意識した。内容は良くなかったが、KOできたのはよかった」と話した。
2020年12月、WBOスーパーフライ級タイトルマッチで井岡一翔(志成)に敗れて4階級制覇を逃し、今回が復帰2戦目。畑中ジムの畑中清詞会長は来年、世界王座に再挑戦させる意向を示した。