北欧2カ国首脳、トルコと協議 NATO加盟問題

産経ニュース
スウェーデンのアンデション首相(AP=共同)
スウェーデンのアンデション首相(AP=共同)

【マドリード=板東和正、エルマウ(ドイツ南部)=大内清】28日開幕の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では、北欧スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に向けた協議が進展するかが注目される。北欧2カ国は5月に加盟を申請したが、両国によるクルド系組織への支援などを理由に加盟国のトルコが反対。トルコはクルド系活動家らの引き渡しも求めているが、人権を重視する北欧2カ国が要求に応じるのは困難とみられ、協議の行方は見通せない。

NATO加盟には、加盟30カ国全ての同意が必要だ。トルコは、北欧2カ国が少数民族クルド人の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)など「テロ組織」に資金・武器を供与しているとして加盟に難色を示す。トルコが2019年にクルド人の民兵組織「人民防衛部隊」(YPG)掃討のためシリア北部に侵攻した後、北欧2カ国がトルコへの武器輸出を禁じたことも問題視する。

北欧2カ国はトルコに譲歩する姿勢も見せている。

スウェーデンのアンデション首相は27日の記者会見で「スウェーデンはテロリズムの避難所ではない」と発言。7月の法改正でテロ対策を強化するとし、トルコの立場に配慮を示した。トルコへの武器輸出制限も緩和する。英メディアによると、フィンランドのハービスト外相も今月1日、北欧2カ国とトルコがNATOに加盟していれば、武器取引を行えると述べた。

だが、トルコは「(懸念に関する)具体的進展が見られない」(大統領府)とかたくなな姿勢のままだ。トルコは同国がテロリストとみなすクルド人政治活動家らの引き渡しを求めているが、北欧2カ国が応じていないためとみられる。

クルド人難民を人道的理由で受け入れてきた北欧2カ国では、クルド人がトルコ当局に弾圧されているとして、活動家らの引き渡しに否定的な意見が根強い。特に、約10万人のクルド系住民が暮らすスウェーデンでは議員らが引き渡しに反対する声が目立つ。

こうした中で28日、トルコ、スウェーデン、フィンランドの3カ国首脳とNATOのストルテンベルグ事務総長による協議が行われる。米ホワイトハウスによると、バイデン大統領は同日、エルドアン大統領と電話会談し、マドリードでのNATO首脳会議で直接会うのを楽しみにしていると伝えたという。対面での2者会談が実現すれば、北欧2カ国の加盟に向けて説得にあたるとみられる。他の加盟国も首脳会議でエルドアン氏に反対を取り消すよう促すことが予想される。

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