いまだ輝きは消えず 勝新太郎 時代劇の神髄

「二枚目」捨てて、自らの道を見つけ出す 杉の市の極悪ぶりがすごい『不知火検校』

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共演した中村玉緒とは1962年に結婚した
共演した中村玉緒とは1962年に結婚した

今年没後25年を迎えた勝新太郎。演技への情熱、破天荒な人生、愛すべき語録などは、今も語り草だ。〝勝新〟が残した時代劇の数々から、その神髄に迫る。

1931(昭和6)年、長唄三味線方・杵屋勝東治の次男として生まれ、深川で育った勝は、アメリカ映画のジェームス・ディーンに憧れ、俳優を志す。当然ながら、54(昭和29)年のデビュー当時は紅顔の美少年。

しかし、白塗りの二枚目としては人気が出ず、同期で仲の良かった市川雷蔵がスターとして脚光を浴びるのを見ているしかなかった。

そしてデビューから6年後に出会ったのが、この「不知火検校」。盲目であることを逆手にとって悪の限りを尽くす主人公を演じきったことで、当たり役「座頭市」へとつながったといわれる。

子供のころから悪の天才、杉の市(勝新太郎)は高利貸の特権を与えられ、身分も高い検校に弟子入りする。頭の中は色と欲でいっぱいの市は、自分も検校に上り詰めると宣言して、仲間の反感を買う。平然と人を殺しては金を奪い、女に狼藉(ろうぜき)を働き、己の野心をむき出しに生きていく市。やがて師匠夫妻を殺害し、まんまと二代目不知火検校となり、金も身分も得たが…。悪党がたどる皮肉な運命を森一生監督がドライなタッチで描く。

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