参院選後は上昇傾向、どうなる株価 歴史的インフレの影響懸念

産経ニュース

7月10日投開票の参院選の結果で、株式相場はどう動くのか。過去は与党の勝利による政権基盤の安定を好感して株価が上向くパターンが多かった。だが今回は、国内事情より歴史的インフレが続く米国の株価が日本株に与える影響の方が大きくなっており、市場関係者からは「〝選挙は買い〟の経験則は通用しない」との指摘も出ている。

野村証券の集計によると、戦後24回あった参院選の年の日経平均株価を投票日とその年末で比較した場合、18回は株価が上昇、下落は6回にとどまり、選挙後は株高となる傾向がうかがえ、平均騰落率もプラス6・3%に上った。国政選挙を乗り越えた直後の与党は政権の基盤が固まり、大規模な経済政策を行いやすくなる。その期待感が株価を押し上げる買い材料になったとみられる。

今回の参院選では、仮に与党が勝利すれば今後3年間は国政選挙がなく、安定して政策を実行できる点も相場に追い風だ。しかも岸田文雄首相は「資産所得倍増プラン」など株価重視の姿勢もみせている。一方、与党の支持率が下がったり、議席を減らしたりすれば投資家からマイナスの評価を受ける可能性もある。

もっとも、参院選の行方が株価に与える影響は限定的との見方もある。

みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、日本株の約3割を保有する海外投資家は参院選への関心が薄く、「米国のインフレ動向や金融政策に集中している」と分析。米国で景気を冷やす効果を持つ利上げのペースが落ちなければ、投資家が保有資産を見直す際に「日本株も売られてしまう」と指摘する。

日経平均の24日終値は2万6491円97銭。昨年10月の岸田政権発足から約2千円の下落だが、三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは「新しい資本主義」実行計画に基づき、追加経済対策で実効性のある政策を打ち出せれば「株価が上昇する可能性はある」とみる。物価動向もカギとなるが、岸田政権が過去の事例が示す通り株価上昇のきっかけをつかめるのか、注目だ。(根本和哉)

  1. NHK朝ドラあすの「ちむどんどん」8月17日OA第93話あらすじ ビタミン剤を売るビジネスに賢秀(竜星涼)は疑問を抱き…

  2. NHK朝ドラあすの「ちむどんどん」8月16日OA第92話あらすじ 独立に向けて課題が山積みの暢子(黒島結菜)、賢秀(竜星涼)は我那覇と再会し…

  3. NHK朝ドラ「ちむどんどん」賢秀(竜星涼)がねずみ講に…優子(仲間由紀恵)巻き込む展開に視聴者悲鳴、和彦(宮沢氷魚)には「教えてあげないと!」の声

  4. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  5. 【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害