主張

EUとウクライナ 加盟に向け結束の強化を

産経ニュース

欧州連合(EU)はウクライナを「EU加盟候補国」に認定した。

新たな仲間と正式に位置付け、ウクライナへの非道な侵略を続けるロシアと厳しく対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にした。

EUとウクライナの結束を強化する象徴的な動きとして歓迎したい。

ウクライナに隣接するモルドバも認定された。ウクライナは露軍侵攻直後の2月末、モルドバは3月に加盟を申請した。

候補国としての認定には通常数年かかる。加盟申請からわずか数カ月で認定したのは異例だ。理由について、EU議長国フランスのマクロン大統領は「ロシアに対する強いシグナルだ」と述べ、特例扱いしたことを示唆した。

注目したいのは、ウクライナとモルドバに加え、ロシアに隣接するジョージアも、条件が整えば候補国にするとしたことだ。黒海の東側まで「欧州」と定義したと解することができる。将来EUに加盟すれば、民主主義や法の支配が東方拡大することを意味する。

ロシアのウクライナ侵略が4カ月に及ぶこのタイミングで、EUが一致してウクライナを加盟候補国に認定した意義は大きい。欧州では、戦争の長期化による物価高や食料不足などによる「ウクライナ疲れ」が語られ、足並みの乱れが目立ち始めていたからだ。

今もドイツ、フランス、イタリアなどが早期停戦を探る一方、歴史的にロシアと鋭く対立してきたポーランドやバルト三国などが徹底抗戦を支持している。

ウクライナのゼレンスキー大統領が「独立後約30年で、最も重要な決定だ」と述べ、ミシェルEU大統領が「歴史的な瞬間だ」と語ったのは、もっともである。

だが、欧州最貧国のウクライナが加盟実現までに乗り越えるべきハードルは高い。法や金融サービス、税制など計35分野でEUの基準を満たす必要があるためだ。

ポーランドやハンガリーは加盟申請から10年かかっている。2013年にクロアチアが加盟したのを最後に拡大は止まっている。

大事なのは、ウクライナがロシアの軛(くびき)から抜け出して「欧州の家族の一員」となるまで、自由と民主主義の価値観を共有するEUが一枚岩となり、日米両国と連携を強化していくことだ。

ウクライナへの武器供与や経済支援はもちろん、ロシアへの制裁も続けなくてはならない。

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