(セ・リーグ、巨人5-7DeNA、10回戦、巨人6勝4敗、23日、東京D)巨人は4カード連続負け越しで、首位・ヤクルトとのゲーム差が10に広がった。原辰徳監督(63)は「若い選手ですから育てるには辛抱が必要だし、彼らも奮起は必要になってきますね」と悔しさを押し殺した。
今季のテーマの一つが若手育成。4回5失点で試合をつくれなかったドラフト3位・赤星(日大)に、成長の糧とすることを願った。
打線は六回に坂本の左翼線適時二塁打から反撃したが、7点差は重かった。主将は榎本喜八、福留孝介(現中日)を抜く現役最多の410二塁打でプロ野球歴代単独10位に浮上した。
「かなり劣勢の中で(追い上げたのは)明日につながる」。指揮官は24日からのヤクルト3連戦(神宮)へ視線を向けた。(谷川直之)