大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)を新十両として迎える豪ノ山が24日、母校の埼玉栄高から化粧まわしを贈られた。さいたま市西区の同校で行われた贈呈式に出席した豪ノ山は「高校時代から目標だったオレンジ色の化粧まわしをいただけてありがたく思っている。負け越して(幕下に)落ちてしまったら意味がない。気が引き締まる」と決意を新たにした。
化粧まわしのオレンジは同校のスクールカラーで、校訓の「今日(こんにち)学べ」の文字があしらわれた伝統のデザインだ。相撲部の山田道紀監督によると、同校が化粧まわしを贈った卒業生の関取は豪ノ山で27人目だという。豪ノ山の師匠である武隈親方(元大関豪栄道)も同校の出身。山田監督は「教え子のところに教え子が行って強くなってくれる。本当にうれしいのひと言」と語った。