ロシアによる黒海封鎖でウクライナの穀物輸出が滞っている問題を巡り、ジョンソン英首相は23日、ウクライナ南部沿岸での機雷除去の支援に前向きな姿勢を示した。ロイター通信の取材に答えた。輸出停滞が価格高騰を招き、世界的な食料危機の懸念が高まっている。
詳しい支援内容には触れなかったが「英国は既に、自衛のための装備をウクライナに提供している」として「(ウクライナ最大の港がある南部の要衝)オデッサで機雷除去を支援するため、技術的なレベルで話し合うことは確かだ」と述べた。
ロイターによると、除去は数カ月かかる見通しという。
穀物を輸送する船舶の保険については「英国は海上保険や、紛争地帯の物流に関する専門知識を提供できる」とした。(共同)