石川県は24日、同県珠洲市で続いた地震の影響により、震度6弱を観測した19日からの4日間で、珠洲市や県内の主要温泉地などで延べ約1900人分の宿泊がキャンセルされたと明らかにした。
揺れが大きかった能登半島から離れている同県加賀市でもキャンセルがあり、馳浩知事は24日の記者会見で「風評被害を払拭していく対策が必要だ」と述べた。
珠洲市では24日、ボランティアが活動を開始、希望があった住宅4軒で計10人が家具の片付けなどを手伝った。
家具が倒れたり壁にひびが入ったりする被害があった藤井雅子さん宅では午前9時過ぎから、ボランティア登録した北陸電力の社員6人が「これも外に出しましょうか」と確認しながら、処分するたんすや本棚などを運び出した。