NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第55話が24日、放送され、番組の最後に第12週の予告映像が流れた。次週のサブタイトルは「古酒(くーす)交差点」で、主人公を中心にした恋愛模様が描かれるようで、朝ドラファンの期待が高まっている。
沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描く同作。女優の黒島結菜が主人公の比嘉暢子役を演じる。タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
第11週「ポークとたまごと男と女」(第41~45話)は、「男女の役割分担」がテーマで、暢子、姉の良子(川口春奈)、そして子供のころ暢子たちと沖縄で過ごした新聞記者の青柳和彦(宮沢氷魚)がそれぞれの場所で苦悩・奮闘する姿が描かれた。
次週は一転して、暢子たちの恋愛模様が展開されるようだ。まず、暢子の幼なじみ、砂川智(前田公輝)が珍しくスーツでビシッと決め、真剣な表情で「今日は暢子に大事な話がある」と語りかけ、おめかししてレストランで食事する暢子の後ろには、和彦の同僚で恋人の大野愛(飯豊まりえ)の姿が。そして物憂げに酒のグラスを傾けながら和彦が「デートしてたじゃないか!おしゃれしてたじゃないか!」と責めるような場面もある。暢子もどこかイライラしており、「うちにも飲みたい時があるんですよ」とやけ酒をあおり、路地裏で愛にキスしようとしている和彦を目撃してしまった暢子が「何でうちがわじわじーしてるわけ?」と困惑の表情を浮かべるシーンで締めくくられている。