千葉県警は24日、駐在所等家族報償金合計94万8千円を不正受給したとして、茂原署の男性巡査(31)を停職6カ月の懲戒処分とした。男性巡査は不正受給分を全額返金し、同日付で依願退職した。
県警によると、同報償金は、駐在所などに住む警察官の配偶者を第1順位として、月の過半日数を来訪対応などといった業務協力を行う条件で1カ月につき7万9千円支払われる。茂原署の男性巡査は令和2年6月23日~3年7月17日、妻が実家に帰省し、業務協力ができない状態にもかかわらず、2年9月分を除く計12回分を不正受給していたという。
これまで駐在署員の口頭申告だった報償金の申請方法は、来月から幹部が配偶者と面接するなど改める。川口光浩首席監察官は「職責の自覚や業務管理について指導を徹底し、再発防止に努める」などとのコメントを発表した。