昨秋の衆院選に続き、2回目となる国政への挑戦。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、街頭で「これまでになく平和を求める声が強まっている」のを感じるという。自身も学生時代、長崎で被爆の悲惨さを知ったことが入党のきっかけになった。「反戦を貫いてきた共産党が、改憲を目指す政権への対抗軸にならなくては」と力を込める。
政治活動の原点にあるのは、障害者施設での25年間の保育士経験だ。「どんな人でも人間らしく生きられる社会を作るのが、政治の役割。苦難に陥っている人たちに手を差し伸べなくては」。大企業や富裕層に応分の負担を求め、「優しく強い経済」を実現したいと考える。
6期22年務めた佐野市議時代は当局を議会で厳しく追及してきたが、「普段は優しくて楽天的な性格。困っている人がいたら、助けずにいられない」と笑う。
夫と2人暮らし。作家は宮本百合子、歌手は五輪真弓を好む。昨年来、早起きして近所のジムで体を動かすのが日課だ。