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(227)高カルシウム血症は治療すべき

産経ニュース

70代前半の女性が倦怠(けんたい)感と体のしびれを訴えて受診されました。血液検査の結果、甲状腺や副腎ホルモンに異常はなくカリウム値も正常だったのですが、カルシウム値が高いことがわかりました。カルシウムを上げる可能性のある骨粗鬆(こつそしょう)症の治療薬などの使用はなく、副甲状腺ホルモンの値が高いことが判明しました。大学病院へ紹介して調べてもらった結果、副甲状腺の一つが腫(は)れており、副甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されている状態(原発性副甲状腺機能亢進(こうしん)症)と診断されました。

副甲状腺は甲状腺の裏に左右2つずつある小さな臓器です。副甲状腺ホルモンがカルシウムの代謝をつかさどり、割と狭い範囲に血液中のカルシウムを保っています。カルシウム値が正常範囲を超えて高くても低くてもだるさや食欲不振などの症状が出やすくなります。副甲状腺が一つでも腫れて副甲状腺ホルモンがたくさん作られ過ぎると、骨から溶け出すカルシウムの量が多くなり、血液中のカルシウム濃度が上がってしまいます。その場合には腫れている副甲状腺を取り除く手術をします。

副甲状腺機能亢進症は1千人に1人程度いると考えられており、特に閉経後女性に多く見られます。放置してしまうと骨粗鬆症性の骨折や心血管病の発症が増え、死亡率も高くなるという報告がありますが、見解は定まっていません。手術で原因となっている副甲状腺を摘出した場合、これらの病気が減らせるかどうかは、はっきりと示されていませんでした。

最近、これらについて比較的多数の症例を調べた研究結果が報告されました。患者1万6千人を対象にしたスウェーデンでの研究で、健常者と比較した骨折などの増加や、手術治療によるそれらの病気の抑制の有無などについて調べています。結果は、健常者と比べ原発性副甲状腺機能亢進症では骨折が39%、心血管病が45%、死亡が72%増えていました。次に原発性副甲状腺機能亢進症の患者を手術治療の有無で分けたとき、手術を受けた人は手術を受けない人に比べ骨折が17%、心血管病が16%、死亡が41%減っていました。

倦怠感や食欲不振が続くときにはカルシウムの異常も可能性の一つとして検査を受けることが勧められます。そして原発性副甲状腺機能亢進症と診断された場合には、まずは手術による治療を考えてよさそうです。この女性患者さんも、術後から次第に訴えは減り、すっかり元気になったと喜んでいます。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

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