(セ・リーグ、広島5x-4阪神=延長十一回、10回戦、広島9勝1分、22日、マツダ)勝てそうだった。3位再浮上のチャンスだったのに。痛いなあ、このサヨナラ負けは。
『将来の夢』。学生時代、クラスやクラブの名簿の自己紹介欄にそんな項目があると、こう書き込んでいました。
「トゥイッケナム・スタジアムの芝生の上でプレースキックすること。蹴るのが無理なら、芝生の上を歩くこと」
ラグビーのイングランド代表の本拠地で、1991年W杯、2015年W杯の開幕戦と決勝が行われた「聖地」です。サンスポ入社後、ラグビーを担当する機会がなく夢は実現しませんでした。高校ラグビーの取材の手伝いで若い頃に花園に行ったときも、第2、第3グラウンドの試合だったので、当時は芝生とは無縁。そんな私が感激したのが、野球の聖地・甲子園球場の芝生です。
昔は、試合がない日は練習している選手に近づいていくことも大目に見てもらえて、外野のファウルライン付近でしゃがみこんで選手に話を聞いたりもできました。そのときの芝生の感触たるや。びっしりと生えそろい、きれいに刈り整えられていて、ふかふかで、まさに『緑のじゅうたん』。「トゥイッケナムもこんな芝生なんだろうな」と思いながら、踏みしめさせてもらった記憶があります。
「僕は外野の芝生に入ったことはないです。ここ3シーズンはグラウンドに入れません。それ以前も、ファウルグラウンドになら、練習開始前に少しの間いることが可能だったくらいですね。練習が始まると、スタンドに戻っていました」
トラ番サブキャップ新里公章です。今はトラ番も立ち入ることができない場所。そこが、初めてファンに開放されます。甲子園歴史館が「グラウンド満喫! わくわく甲子園ウォーク」の開催を発表。レフトからライト方向まで外野フェンス沿いの人工芝の上を歩き、外野手目線で球場を体感できるイベントです。