参院選は22日、公示され、群馬選挙区(改選数1)では現職1人と新人4人の計5人が立候補を届け出た。7月10日の投開票まで18日間の選挙戦が始まり、各候補者は県庁前などで第一声を上げた後、街頭演説などでそれぞれの訴えをアピールした。在外を含む選挙人名簿登録者数は161万4952人(21日現在)。
出馬したのはNHK党新人の小島糾史氏(46)
▽政治団体「参政党」新人の新倉哲郎氏(43)▽自民党現職の中曽根弘文氏(76)=公明推薦▽無所属新人の白井桂子氏(60)=立憲民主推薦▽共産党新人の高橋保氏(64)。
出馬表明していた行政書士で新人の萩原勝喜氏(81)は立候補を届け出なかった。
小島氏はJR高崎駅西口で第一声を行い、「NHKのスクランブル放送化を訴えたい。見たい人だけがお金を払う制度に変えるべきだ」と持論を展開。
中曽根氏は前橋市の事務所で出発式の後、支援者ら約100人を前に第一声。ウクライナ情勢を念頭に「国民の生命・財産、国土を守る」と訴えた。
県庁前で第一声を上げたのは白井氏。「政治が機能不全を起こしている。私が直し、皆さんの生活を支え、皆さんとともに政治を行っていく」と力説した。
高橋氏も県庁前で第一声を行い、ウクライナ情勢を受けて防衛力強化を図る岸田文雄政権を「軍備で国を守ろうというのは20世紀の発想だ」と批判した。