伝統の泳法で泳ぎ切れ 海保学校で特訓中

産経ニュース
泳力ごとに分かれて訓練を受ける海保学校生=京都府舞鶴市長浜
泳力ごとに分かれて訓練を受ける海保学校生=京都府舞鶴市長浜

7月下旬に行われる海上保安学校(舞鶴市長浜)の伝統行事「遠泳訓練」に向け、学生たちが〝特訓〟に励んでいる。遠泳訓練は海で約5・5キロを泳ぐが、今回参加する学生約550人のうち約1割が泳げず、ほとんどの学生が海で泳いだことがないという。学生たちは本番まで17時間以上の水泳の授業を受け、授業後の夕方、土日曜も特訓に臨んでいる。

同校では採用の際に、泳ぐことができるかを問うており、入学までに泳げるようになることを推奨している。今回、遠泳訓練を前にプールで学生の泳力をチェックしたところ、「まったく泳げない」のほかにも「泳ぐ速度が遅い」「足のキックの形が悪い」などの問題を抱える生徒がいた。

このため、学生を4ランクに分けて訓練を実施。泳ぎのうまい学生には、周囲をケアできるようになることや遠泳力を強化。泳ぎが苦手な学生には、基本を一から教えている。

「遠泳訓練」では栗田湾(宮津市)で学生が約5・5キロを泳ぎ切る。昨年は泳げなかった学生も泳げるようになり、全員が完泳している。潜水士として活躍した経験を持つ同校の久保田悟訓練課長(59)は「泳げない学生には、危機感を持ってやってもらっている」と話す。

2クラスごとの授業で約3時間ぶっ通しの〝特訓〟が続くが、「目標はプールで3キロを泳ぎ切る」と、ハードルは高い。令和2年から、教官を務める岡村敬子さん(53)は日本水泳連盟のコーチ資格をもつ。「泳げない学生がいるとは、まったく思ってもいなかった。学生は遠泳訓練という目的を持って、非常に頑張っている」と指導に力を入れる。

泳ぎ方の問題点を指摘された船舶運航システム課程の廣田翔也さん(19)=宮崎県延岡市出身=は「小中学校はプールで泳いだことはありましたが、海で泳いだことはありません。(欠点を指摘され)水泳を嫌いになりかけましたが、泳ぐ距離が伸びて自信が付きました。遠泳訓練が楽しみです」と話していた。

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