参院選は22日に公示され、京都選挙区(改選数2)は5政党と3政治団体の計9人が立候補を届け出た。ロシアのウクライナ軍事侵攻に伴う原油・物価高や安全保障政策などを主な争点に、7月10日の投開票に向けて18日間の選挙戦がスタートした。立候補者の内訳は現職1人、新人8人。府内では参院選が定数の半数改選となった昭和25年の選挙以降で最多の人数となり、全国屈指の激戦区に躍り出た。
安定して1議席を確保してきた自民党が、二之湯智氏の引退で新旧交代を迎えるほか、令和元年の前回参院選で立憲民主党候補を支持した国民民主党が、日本維新の会候補を推薦するなど構図は激変。自民、立民、維新に共産党を加えた4党を軸にした対決が注目される。
立候補したのは届け出順に共産新人、武山彩子氏(51)▽立民現職、福山哲郎氏(60)▽新党くにもり新人、平井基之氏(43)▽維新政党・新風新人、橋本久美氏(53)▽NHK党新人、星野達也氏(33)▽参政党新人、安達悠司氏(40)▽N党新人、近江政彦氏(52)▽維新新人、楠井祐子氏(54)▽自民新人、吉井章氏(55)。
各陣営はこの日、事務所前などで第一声を放った後に精力的に各地で街頭演説を行った。