バイデン米政権は、ウクライナで戦闘中にロシア側が拘束したとされる米退役軍人2人について、ロシア政府に人道的な扱いをするよう要求した。国務省高官が21日、記者団に明らかにした。ロシア政府は2人には捕虜の人道的扱いを定めたジュネーブ条約が適用されないと主張しており、高官は「強く反対する」と反発した。
国務省は2人の拘束について事実関係を確認できていない。同省のプライス報道官は21日の記者会見で、ロシア側に照会したが、有益な情報は得られなかったと述べた。
義勇兵としてロシア軍と戦っていた米退役軍人2人が拘束されたと英紙が報じていた。(共同)