「会社員を辞めるなら早いほうがいい」そう決めた私に友人が贈った“ある言葉”

SankeiBiz

仕事人として一番恐ろしいものは、解雇や契約打ち切りなど、仕事を失うことです。今回はいかにしてセーフティネットを貼っておくか、ということについて述べます。

(Getty Images)※画像はイメージです
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国の制度以上に大切なこと

まず、失業保険をいかにして受け取るかは、仕事がある現在でもキチンと調べておかなくてはなりません。あとは、再就職支援のNPOなどもありますので、そうした情報もキチンと知っておかなくてはならない。もし不当解雇だった場合は、労働基準監督署や弁護士にも相談し、解雇撤回や、なんらかの賠償金を獲得するために動く行動力も必要です。

こうした制度は最大限活かした方がいいですが、とはいっても有事の際にもっとも大切なのは「人の縁」です。仕事がなくなった時、金銭的な困難だけでなく、社会からの冷たい目、さらには自己肯定感の低下などを感じ、最悪死にたくなります。そんな時に大切なのは、あなたを優しく慰めてくれる人の存在です。お金の話はその後の話です。まずは失業保険の申請をし、そこから精神の安定を図るべきです。

早期に「会社員」に見切りをつけた過去

私は2001年3月31日に4年間勤めた会社を辞めました。この時は27歳です。パワハラを受けたとかそういうことではなく、明らかに自分は会社員に向いていないことが分かったからです。客に対し、腹が立ったとしても、キレることは組織の自衛を考えればできないし、出世はしそうにないし、残業は長過ぎる。「サラリーマンという生き方を辞めるなら早い方がいい」と決断し、その先のアテもないまま、サッと辞めました。

当時、貯金は1300万円あると思っていたのですが、知人に投資名目で貸していた750万円がすべてなくなってしまったため、550万円の貯金がありました。1300万円あるから余裕だと思っていたものの、「まぁ、750万円は諦めるが、550万円でもしばらくは無職で大丈夫か」と後で割り切りました。そんな中、無職の私を激励する会を大学時代の同級生が大人数で開いてくれたのです。

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