俳優の間宮祥太朗が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「ナンバMG5」(毎週水曜後10・0)。これまでの流れを振り返りながら、22日に放送される最終回のあらすじを紹介する。
新しく誕生した「水10ドラマ」枠の第1弾。間宮と、「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広克行監督がタッグを組み、漫画家、小沢としおさんの「ナンバMG5」(秋田書店)と「ナンバデッドエンド」(同)を実写ドラマ化する。
筋金入りのヤンキー一家、難破家の次男として生まれた剛(間宮)は、ケンカ生活に疑問を持ち、家族に内緒で白百合高校というごく普通の学校に入学。家族の前では特攻服姿で県内屈指のヤンキー校、市松高校に通うふりをするも、通学途中で着替え、真面目な高校生として過ごす二重生活をスタートさせた。市松の伍代直樹(神尾楓珠)、千鳥商業の大丸大助(森本慎太郎)、白百合に通う妹の吟子(原菜乃華)、愛犬の松(豆三郎)は剛の秘密を知っている。
第9話(15日放送)では、ついに剛の秘密を家族が知ることになった。剛に全国制覇の夢を託す難破家の面々。剛もそんな期待を背負い、普通の高校生活を送りたいという正直な思いを打ち明けられず、内緒で白百合に入学した。剛がヤンキーとしてその名を轟かせることに期待をかける一家は、剛の告白に絶句した。
正直に言ってくれなかったことに対し父、勝(宇梶剛士)は怒りをあらわにし、母、ナオミ(鈴木紗理奈)も期待を込めて特注した特攻服を脱げと激怒。剛は「全国制覇とかくだらないことばっか言いやがってよ」と特攻服を投げつけ、「こんな家に生んでもらって迷惑なんだよ!」と涙を流しながら大声を上げた。高校時代、関東制覇を成し遂げた兄、猛(満島真之介)も剛のことを気にかけながらも、剛が真面目な高校生をやっていることが受け入れられず、向き合うことはできなかった。こうして一家の間にヒビが入った。
家出した剛は伍代の家へ。新聞配達とカラオケ店でのバイトを始めた剛だったが、カラオケ店では猛を逆恨みにしている不良たちを接客することに。不良たちを相手にし、一度は退散させた剛だったが、後日、強力な助っ人を連れて剛が通う白百合に乗り込んできた。