ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は21日、リトアニアがロシア本土から同国飛び地カリーニングラード州に向けた一部貨物列車の通過を禁じた措置に対し「敵対行為には確実に反撃し、リトアニア国民に深刻な影響を与えるだろう」と警告した。タス通信が伝えた。
リトアニアは欧州連合(EU)制裁対象の貨物を積んだ列車の国内通過を禁じている。パトルシェフ氏はカリーニングラード州での安保会議で「対応を準備中で、近く実行される」と予告した。
リトアニアのランズベルギス外相は20日、鉄鋼製品などの輸送禁止は「リトアニアが決定したことではなく、EUのガイドラインに沿って行われている」と反論。欧州メディアによると、シモニテ首相は21日、同州を「封鎖しているわけではない」と強調した。(共同)