ソウルからヨボセヨ

病院の隣に葬儀場「気にならない」 生と死は隣り合わせ

産経ニュース

最近、周囲に不幸が重なり、同じ週に2回、弔問に訪れることになった。韓国駐在後、初めての経験で服装や香典はどうしようと多少慌てたものの、日本とあまり差はなかった。

慣れないのは、韓国の葬儀では一般に、故人のひつぎを前にクンジョルと呼ばれるひざまずいて頭を深々と下げる拝礼を行うことだ。弔問の際にまごついていると、喪主を務める知人が「どんなやり方でも大丈夫ですよ」と声を掛けてくれ、日本式に手を合わせて故人の冥福を祈った。

日本人にとって驚きは、ソウルで代表的な葬儀場といえば、大きな病院の敷地に併設されている点だ。今回の2回もそう。著名人の訃報を扱うニュースでも「葬儀は何々病院葬礼式場」と伝えられる。

戸惑いつつ、周囲の韓国人に聞くと、「気にならない」「亡くなった場所で行うのは合理的」といった答えだった。

韓国では、亡くなった日から3日目の出棺まで夜通し大勢の弔問客を迎える「三日葬(サミルジャン)」が一般的だが、マンション住まいの増加で自宅で行うのが難しくなり、病院併設の葬儀場も増えていったという。

日本では、患者を生かす病院で「死」に触れることを忌み嫌うが、患者の旅立ちを見送る施設を備えた韓国の病院を見ていると、生と死は隣り合わせだと実感させられた。(桜井紀雄)

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