NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第53話が22日、放送され、SNSにはヒロイン、比嘉暢子(黒島結菜)の言動についてさまざまな意見が寄せられた。
沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描く同作。タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
ドラマは第11週「ポークとたまごと男と女」(第51~55話)が放送中。東京・銀座の一流レストラン「アッラ・フォンターナ」で働き始めてから6年目を迎えた暢子は、メイン料理を担当する厨房の花形、ストーブ前をたびたび任せられるなど、料理人として大きく成長していた。そんななか、料理長の二ツ橋光二(高嶋政伸)がケガをしてしまい、1カ月入院することに。司令塔の二ツ橋を失った厨房は大混乱となるなか、オーナーの大城房子(原田美枝子)は暢子をシェフ代行に抜擢した。しかし、厨房で紅一点の暢子は同僚たちから協力を得ることができず、現場はてんやわんや。どのように厨房のスタッフと接するべきか悩んでいた。
そんな暢子のもとに兄の賢秀(竜星涼)がやってきた。賢秀は「謝ったら負け」とアドバイス。さらに「お礼も言わない」「喧嘩上等」と強気な態度で接するよう助言し、暢子はなめられない態度で接することを決めた。厨房スタッフの1人、矢作知洋(井之脇海)とぶつかり「痛えな!(床の落ちたトングを)ちゃんと洗って返せよ」ときつく言われたときには「ぶつかってきたのはそっちですよね?」と反発。「ディナーの配席を変更したい」というホールスタッフの山辺貞雄(阿岐之将一)の相談も「ダメです。指示した通りにしてください。これは決定事項です」と強い口調で聞く耳を持たなかった。暢子に期待をかけて抜擢した房子はその様子を見ており、「大きなトラブルもなく回せたと思います」という報告を受け、「このままだと、シェフ代行失格」と宣告。理由が分からない暢子を「自分で考えたら?休み明けが最後のチャンス。それまでに答えを考えてきなさい」と突き放した。