球界ここだけの話(2724)

通算100勝の楽天・則本昂大 同級生が明かす右腕の素顔「仲間思いなやつ」

サンスポ
楽天・則本昂大(右)と同級生の田中真澄さん(田中さん提供)
楽天・則本昂大(右)と同級生の田中真澄さん(田中さん提供)

楽天・則本昂大投手(31)が12日の巨人戦(楽天生命パーク)で7回6安打2失点と好投。今季4勝目を挙げ、田中将大投手(33)に次いで、球団2人目(史上141人目)の通算100勝と1500投球回(同182人目)を同時達成した。三重中京大時代の野球部で同級生の田中真澄さん(31)は旧友の偉業達成に声を弾ませた。

「ノリにとっては通過点なんだろうと思う。でも31歳で達成できたのはすごいことだし、仲間としてうれしい」

則本と田中さんの出会いは今から13年前、同大に入学した2009年春。当時の則本の印象を「体の線も今に比べたら細かったし、コントロールが悪かったイメージ」と語る。入学当初の直球の最速は「140キロくらい」だったというが2年春には最速154キロを計測。一気にプロ注目選手へと変貌を遂げた。4年春の全日本大学野球選手権1回戦(対大体大)では驚異の1試合20奪三振をマーク。13年ドラフト2位で楽天に入団を果たした。

田中さんは大学卒業後、四国IL・香川などで投手としてプレー。最速150キロの直球を要し、則本が待つNPBを目指した。軟式野球・大阪シティ信用金庫時代には2度の日本一を経験したが右肩痛の影響もあり昨季限りで現役を引退。主戦場こそ違うが則本は「どこで投げていても一緒やし、やることは一緒。お互い頑張ろう」と何度も背中を押してくれたという。

獲物を仕留めるような鋭い眼光と気持ちを前面に出した投球が持ち味の則本。だが旧友の知る素顔はマウンド上とは別人だという。「そんなに気が強いタイプではない。大学の連中に入ったらどこにいるのかわからないくらいの感じ」。その上で田中さんは「人懐っこくて仲間思いなやつ」と強調する。

昨オフには大学時代の同級生26人分のオリジナルユニホームとグローブを則本が全て発注。節目の30歳を祝したおそろいのアイテムが自宅に送られてきたという。

楽天・則本昂大は30歳を祝し、同級生にグローブをプレゼント(田中さん提供)

田中さんは毎年オフ、則本の自主トレに参加している。キャッチボール相手を買って出たり、時にはブルペン捕手として150キロを超える剛速球も受けたりする。そんな手厚いサポートに則本も「ここまで本当にたくさんの人に助けてもらいながらやってこられた。すごく感謝の気持ちでいっぱいです」。通算100勝達成後は周囲への感謝の思いが最初に口をついた。

大台到達も則本は「ここが限界だと思わず常にやり続けたい。強い楽天イーグルスをこの先も東北のファンの皆さんに見せていけたら」とすでに前を見据えている。さらなる飛躍へ、田中さんは「ノリがプレーしている所を見て、奮い立ってやってきた社会人生活。ちょっとでも長く、その姿を見たい」とエール。そして最後に「NPB入りができなかった身としては1軍の舞台に立って野球で悩めるだけぜいたく。僕の分までプロ野球生活を楽しんでほしい。正直、絶対勝ってほしいとも思わないです。いい顔をしてグラウンドに立っていてほしい」と戦友へ思いを託した。

楽天一筋10年。背番号14はファンの思い、そして仲間の思いを背負い今日も腕を振る。(加藤次郎)

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