ガーランド米司法長官が21日、ウクライナを訪問し、同国のベネディクトワ検事総長と会談した。米メディアが伝えた。司法省によると、ガーランド氏はウクライナが戦争犯罪や残虐行為に関与した個人を特定して逮捕、起訴することを支援する考えを表明した。
ガーランド氏は、ウクライナで戦争犯罪などに及んだ者の責任を追及する司法省の取り組みを強化するため、新たなチームを設置すると発表。司法省の専門家を集め、証拠収集や科学捜査に関する助言など幅広い支援を行うとしている。
ガーランド氏は「戦争犯罪者に隠れる場所はない。説明責任を果たすよう、あらゆる手段で求める」と強調した。
ベネディクトワ氏は5月末、ロシア軍の戦争犯罪の容疑者として軍幹部や政治家らを含む600人以上を特定したと明らかにしている。(共同)