阪神・嶌村聡球団本部長(54)が20日、西宮市内で開幕後、初めて報道陣の取材に応じた。獲得を発表したアデルリン・ロドリゲス内野手(30)=前パドレス3A=への期待や、今後の編成方針について語った。主な一問一答は次の通り。
--8人目の外国人
「昨年オフから(矢野)監督ともいろいろ相談しながら、どうしようか、ああしようか、こうしようかというところも踏まえて、このシーズン中のこの時期にゴーサインというか、踏み切ったということです」
(続けて)
「チーム事情を見ながら考えて、打者、野手の方を獲得させていただいたということです。現状、ロドリゲス選手はドミニカ(共和国)の方に帰っておりまして、出国入国の手続き、事務的な作業に入っております。来日についてはもうしばらく、7月の前半ぐらいになるかなと。7月前半、1週目のどこか、10日までぐらいを念頭に置きながら、来日準備を今やっているところでございます」
--ロドリゲスの状態は
「(母国で)個人練習をしておりまして、向こうの友人とかも数多くいます。バッティング練習を含めて、ドミニカ(共和国)の方で、そういう体づくりというのはできている状態です。昨年は(タイガース傘下3A)トレドだったかな。デトロイト、東海岸の方でMVPにも輝いた。オリックスさんで1年プレーしたということで、NPBの野球を1年経っても知っていると。どんな配球でくるとか、どういう攻め方で来るとか。いつでもそうですけど、全く知らないわけではないという選手の方が、シーズン中は(いいであろう)というところを踏まえての獲得となっています」
--島本を支配下へ。ロドリゲスの獲得で支配下の70人枠が埋まる
「ロドリゲスの支配下登録については来日してから7月に入ってからになると思います」
--7月末の補強期限が迫る。今後は他球団とのトレードを視野に
「トレードに関しては前から申し上げているとおり、さあやりまっせ、とか、やりまへんでとかいう話ではないので、今おっしゃったとおり『7・31』の期限まではいろんなことを模索しながらやっていきたいと思っています」
--補強ポイントは
「そこはちょっとすみませんが、トレードに関しては通年というつもりで、ここでやりますとか、やりませんとか、断定的に言える話ではない。お茶を濁させてもらいます」
--ここまでの戦いは
「近未来にかけて、非常にいい形になっている。当然、今年が大事なので。ここからいくという意味では、当然諦めていませんから。今はいい感じになってきた。遠征先でもよく監督室に入るけど『監督いけますよ。ここからいけますよ』『当然です』という会話はいつもしています」