米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は19日、シアトルでのマリナーズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。4打数無安打、1三振で打率2割5分。チームは4-0で勝ち、3連勝。33勝36敗と借金も3に減った。
相手先発は今季7勝の若手有望株の右腕ギルバード。一回2死走者なしの第1打席は打ち上げて中飛。トラウトの3試合連発の21号2ランで先制した直後の四回無死走者なしの第2打席は中飛。六回2死一塁の第3打席は左飛。八回1死一塁での第4打席は3番手右腕ムニョスに内角低めを空振り三振だった。
打撃の状態は意外にも重症で、無安打は18日のダブルヘッダー第1試合から3試合連続、16日の第4打席はから14打席連続ヒットが出ていない。スイングに鋭さが欠けているのか、いい当たりの打球もフェンス前で失速するシーンが目立つ。
周囲が2023年オフにFAとなる大谷に、「単年で6000万ドル(約80億円)の価値がある」(ニューヨーク・ポスト紙)などと騒がしくなっている中、バットは静かになってしまっている。気分を変える一発が欲しい。