オランダで開催される国際大会「第30回ハーレム・ベースボールウイーク」(7月8-15日)の大学日本代表に選出された日体大・矢沢宏太投手(4年)が20日、コメントを発表。投打の二刀流で注目される左腕は「投手、野手、守備固め、代走のどの役割でも選ばれたいと思っていたので、とてもうれしく思います」と、初めて日の丸を背負うことを喜んだ。
矢沢は6月18~20日までの3日間、神奈川・平塚市内で行われた大学日本代表の選考合宿に参加。合計3試合実施した紅白戦で、投手としては1試合に出場して2回無安打無失点。野手としては2試合で合計4打数1安打1打点をマークし、外野の守備にもついた。野手のみが測定した50メートル走は5秒98を記録。30人中トップだった。
矢沢の起用法について指揮を執る大久保哲也監督(九産大)は「まずはピッチャーを考えて、投げないときはバッターというイメージ」と説明。先発投手とDHで出場させる構想を示した。2018年大会で優勝した日本は2連覇を狙う。矢沢は「チームが勝つために全力でプレーして勝利に貢献したいと思います」と力を込めた。