高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の偽物を販売目的で所持したなどとして、大阪府警東成署は20日、商標法違反容疑で、大阪市生野区鶴橋、衣料雑貨店経営、朴俊赫(パクジュンヒョク)容疑者(52)=韓国籍=を逮捕、送検したと発表した。大筋で容疑を認め、「生活のためだった。中国の知人から仕入れた」などと供述している。
逮捕、送検容疑は5月10日、経営する店で高級腕時計「リシャール・ミル」や「ロレックス」の偽物など計3点を販売。さらにルイ・ヴィトンのバッグの偽物1点を販売目的で所持し、各社の商標権を侵害したなどとしている。
同署によると、朴容疑者は平成30年4月ごろから偽ブランドを販売。値段は店頭で客と交渉しており、リシャール・ミルとロレックスの腕時計はそれぞれ3万円だった。SNS(交流サイト)を通じても販売しており、SNSだけで約1300万円を売り上げていたという。
同署は店や倉庫からバッグや衣類約1万点を押収。このうち、バッグや財布計4936点をルイ・ヴィトンの偽物と断定し、同容疑で追送検した。