阪神は20日、育成選手の島本浩也投手(29)と支配下契約を締結することを発表した。島本は甲子園で取材に応じた。新しい背番号は「46」。
「うれしい気持ちでいっぱいですね。(46番は昨年まで)秋山さんが背負っていた番号だったので、自分も活躍して、自分の番号にしたい。2年8カ月、リハビリにかかったんですけど、長かったなあっていう。これからやっていかないといけないなあ、という気持ちでいっぱいです」
2019年に63試合に登板して4勝0敗1セーブ、11ホールド、防御率1・67と活躍したが、20年オフに「内側側副靱帯(じんたい)再建術および左肘関節鏡視下滑膜切除術」を受け、翌21年から育成登録に。リハビリ期間を経て、今年は5月に2軍で実戦復帰し、複数回の投球や連投もこなすなどして、ここまで5試合登板で防御率0・00と好投を続けてきた。
今後に向けて「早く上に上がって、自分も戦力になって、優勝できるように頑張りたい」。1軍のブルペン陣は岩崎、岩貞、渡辺と左腕も豊富だが「みんな調子がいいので、自分も負けないようにやっていきたい」と鼻息を荒くした。