国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金を詐取したとして、三重県の親子が逮捕された事件で、警視庁捜査2課は19日、詐欺容疑で、谷口梨恵被告(45)=詐欺罪で起訴=と、長男の大祈容疑者(22)、次男(21)ら親子3人を再逮捕した。捜査2課は認否を明らかにしていない。
インドネシアに逃亡し、現地当局に拘束された主犯格で元夫の光弘容疑者(47)は近く日本に移送され、警視庁が詐欺容疑で逮捕する方針。
3人の再逮捕容疑は、令和2年6~7月、東京都などの男女名義で収入が減った個人事業主を装い、持続化給付金計300万円を詐取したとしている。
捜査2課によると、親子を中心としたグループは2年5~9月ごろ、計約1780件の不正申請をし、少なくとも約9億6千万円を詐取したとみられる。