体操の全日本種目別選手権で、今大会限りで第一線を退く杉原愛子(武庫川女大)は、予選トップで出場した床運動の決勝で2位に終わった。
それでも、場内の手拍子に乗って華麗な演技を披露すると、笑顔もみせながら「結果は求めていなかった。観客を一番魅了して盛り上げたのは私だと言えるくらいだった」と振り返った。
2016年リオデジャネイロ五輪と昨夏の東京五輪に出た実力者。今後はエキシビションなどに出場しながら、指導者や審判の勉強をしていくという。「体操界に携わりながら普及していきたい」と話した。